バイクのセルが回らない!考えられる原因は?
バイクを始動する際には、セルモーターでエンジンをスタートさせます。
そのため、セルモーターが回らなければ、エンジンをかけることはできません。
セルモーターが回らない原因は、いくつかあります。
1つ目の原因は、バッテリーが上がっているというケースです。
長期間バイクに乗っていないと、バッテリーが上がってしまうことは少なくありません。
また、何年もバッテリーを交換していない場合には、そろそろ寿命かもしれません。
2つ目の原因は、ヒューズです。
ヒューズが切れていると、電気系統が全く作動しません。
もしもキーを差し込んでも電気が全くつかない場合には、ヒューズ切れの可能性が考えられます。
3つ目の原因は、電極の緩みがあります。
キーを入れたらニュートラルライトがついたのにすぐ消えたという場合は、電極の緩みが原因で接触不良の状態となっているのかもしれません。
4つ目の原因は、セルボタンの接触不良があります。
キーを差し込めばライトは点灯するけれどセルモーターは動かないという場合には、セルボタンの奥に位置しているセルボタンが接触不良を起こしている可能性があります。
5つ目の原因は、リレーのトラブルが挙げられます。
これは古い型のバイクに多く起こる問題で、リレーが壊れてしまった場合には残念ながら交換するという対処方法しかありません。
セルが回らない時の解決方法
バイクのセルが回らない場合には、考えられる原因を一つ一つチェックすることで対応しましょう。
まず最初にチェックしたいのは、バッテリーの状態です。
バイクのセルが回らないというトラブルで最も多い原因はバッテリー上がりなので、ここを最初にチェックすることによって場合によっては素早く解決できるかもしれません。
バッテリーが上がっている場合、充電すれば回復しますが、何年も交換していない場合はそろそろ寿命かもしれないので新品に交換しておくのが安心です。
ヒューズが切れていないかどうかもチェックしましょう。
ヒューズが切れていると、電気系統が何も作動しませんから、新品に交換すればよいでしょう。
ヒューズボックスはバイクのシートの下やサイドカバーの中に位置していることが多いので、確認しましょう。
予備のヒューズが入っている場合には、それに交換してみましょう。
バッテリーの電極が緩んでいないかどうかもチェックしてください。
シートの中に入っていることが多いバッテリーの電極の緩みを確認し、緩んでいればきつめに占めることでセルが回る可能性があります。
それでもセルが回らなければ、セルボタンの接触不良やリレーの不調などが考えられます。
新品と交換すればOKですが、リレーの交換はDIYでは難しいと感じるかもしれません。
その場合、整備工場に持ち込めば対応してもらうことができます。