自動車用フィルターの種類と役割り
家庭用エアコンと同じように、自動車のエアコンにもフィルターがついています。
エアコンフィルターはエアコンを通して入ってくる空気からホコリやゴミを除去する役割をしているため、不潔な状態で使い続けるのではなく、できるだけ清潔な状態で使うことが大切です。
家庭用エアコンフィルターなら取り外して清掃できますが、自動車用のものは取り外しての清掃ができないので交換という対応が必要です。
エアコン用フィルターは、車種ごとにサイズが異なります。
また、どんな物質をどこまでカットできるのかという機能によっても、いくつかの種類があります。
一般的なフィルターは、粉塵やホコリ、花粉などをブロックするほか、抗ウィルスや抗カビ機能を持っているものが多いです。
少し価格が高いタイプでは、花粉やダニの死骸に含まれているアレルゲン物質の活動を抑制する機能がついていたり、車内のペット臭を除去したり、フィルターから肌に優しい成分が放出される等、プレミアムな機能が付いたものもあります。
交換方法は簡単、DIYでもできる!
エアコンフィルターは、一般的に助手席のグローブボックスの中に設置されています。
交換方法はそれほど難しくはなく、DIYでも比較的簡単に時間をかけずに行うことができるセルフメンテナンスで対応が可能です。
まず最初に、助手席のグローブボックスを取り外しましょう。
取り外し方については、オーナーズマニュアルを見ると説明されています。
グローブボックスは、蓋の部分が完全に取り外せます。
取り外したら、奥の方にエアコンフィルターが設置されているカバーがあるのでカバーを取り外してください。
そしてフィルターを手で引き出しましょう。
フィルターを取り外してから、内部を清掃するなどの作業は不要です。
取り出した時とは逆の手順で、新しいエアコンフィルターを挿入してください。
そして、グローブボックスを再び取り付ければ、作業は終了です。
かかる時間は10分程度ですし、エンジンをかけて作業する必要もありません。
エアコンフィルターを交換する際の注意点
エアコンフィルターを交換する際には、いくつか注意点があります。
1つ目の注意点は、交換頻度です。
エアコンフィルターは、走行距離が1万キロ程度、もしくは前回の交換から1年程度で交換するのがおすすめです。
古いエアコンフィルターを使い続けていると、車内空間が衛生的でなくなりますし、嫌な臭いがこもりやすくなります。
2つ目の注意点は、エアコンそのものが汚れていると、フィルターだけでは対応できないケースがあるという点です。
もしもフィルターを交換したけれどニオイが取れないという場合には、エアコンの清掃作業が必要かもしれません。
自分では対応できない場合には、ショップに持ち込んで依頼すると良いでしょう。