オイルチェックをする前に注意したい点

自動車にとって、エンジンオイルはとても大切な存在です。
人間の体に例えるなら、血液のような役割りを果たしています。
このエンジンオイルを普段から点検することで、安全な走行と大きな安心感を得ることができます。

自動車のオイルチェックをする際には、最初に注意したい点があります。
それは、必ずエンジンを停止した状態で行うという点です。
エンジンがかかった状態では、ちょっとした火花などがオイルに引火して火災の原因になるリスクがあります。
そうした事故を防ぐためには、エンジンがかかっていない状態で点検することがマストです。

また自動車が奏功した直後のオイルは、とても高温になっています。
その状態でオイルチェックをしようとしても、エンジンオイルだけでなく周辺のパーツも熱く、火傷する可能性があります。
そのため、オイルチェックをするならできるだけ外出した直後のタイミングは避けて、エンジンが冷めた状態で行うのがベストです。

オイルチェックを始める前には、必要なアイテムを準備しておくと便利です。
オイルの量や色をチェックする際には、キッチンペーパーや古布などを準備しておきましょう。

オイルチェックの方法は簡単!

オイルチェックの方法は、とても簡単です。
初心者にとっても難しい作業ではありませんし、間違った作業をして車が故障してしまう心配もありませんから、安心して取り組みましょう。

エンジンオイルをチェックする際には、エンジンルームに差し込まれているオイルレベルゲージを使います。
エンジンルームの表面には、エンジンオイルを入れる口の他に、指でつまめる小さめのリングがついています。
このリングの部分を指でつまんで引き抜くと、細長い金属のオイルレベルゲージが出てきます。
このゲージに付着しているオイルをチェックすることで、エンジンルーム内のオイルの状態を知ることができます。

まず、オイルレベルゲージを引き抜きましょう。
力を入れなくても、簡単に抜けます。
そして、オイルが垂れないように古布の上にゲージを置き、量をチェックしましょう。
ゲージの先端部分には、HとLの印がつけられています。
オイルレベルがこの中間にあれば、問題ありません。
もしもLよりも低い位置の場合には、エンジンオイルの量が不足しているということなので追加してあげましょう。

もう一つ、オイルレベルゲージに付着しているオイルの色もチェックしましょう。
明るい茶色なら、オイルはそれほど劣化していない状態です。
オイルの色は走行すればするほど色が濃く濁っていくため、どのぐらい色が濃くなっているかによってそろそろオイル交換の時期かどうかを博すると良いでしょう。

オイルチェックを自分でできると、オイル交換のタイミングを予測できる他、安全走行ができるオイルの状態かどうかを把握できます。
より快適で安全なドライブを楽しむためには、普段からオイルチェックの習慣をつけることをおすすめします。