タイヤ交換の時期の目安
自動車にはいくつか消耗品がありますが、安全面を考えた時にできるだけ早めの交換をしておきたいのがタイヤです。
まずタイヤ交換の時期ですが、大きく分けて「冬タイヤと夏タイヤの交換」と「タイヤの摩耗・破損による交換」があります。
年間を通じて路面の凍結のない地域であればタイヤ交換はそれほど頻繁に行うことありませんが、スキーやスノボなどのウインタースポーツへの遠出や、思わぬ大雪の年になった時に大慌てをしないためにも、ぜひ普段からタイヤ交換の知識を得ておいてもらいたいです。
タイヤ交換をするための最低限度の器具は、車載工具としてどの車にも載せられています。
トランクのシート下やダッシュボード内などに車載工具は装備されているので、平時からどこにあるかを確認してみてください。
車載工具はジャッキ、ジャッキ用補助工具、L型ボックスレンチの3つです。
軽自動車などの小型車ではない場合もありますが、排気量の大きな自動車ではスペアタイヤも一緒に車載されていたりします。
交換の手順をごく簡単に説明すると「タイヤナットを緩める」「ジャッキで交換したいタイヤを浮かせる」「ナットを外す」「タイヤを外して交換する」「ナットを閉める」「ジャッキを下ろす」「ナットを強く閉める」という手順となります。
慣れるとタイヤ1つにつき15~20分位で交換できるのですが、初めて手動ジャッキを使う人の場合には位置がわからず、かなり時間がかかることもあります。
路上でタイヤ交換をする時に気をつけたいこと
タイヤ交換ですが、夏冬タイヤの交換の場合なら安全な場所でできますが、急なパンクなどでは十分なスペースが確保できないこともあります。
路上での交換は後続車などもあり非常に危険なので、三角停止板などを用いて周囲に停車していることを合図するとともに、安全に留意しながら行うようにしましょう。
もし十分に安全が確保できない場合は無理をせず、JAFなどのロードサービスを利用することをおすすめします。
自分で交換できるという場合も、交換をしたら速やかにタイヤの空気圧をチェックし、左右のバランスを確認するようにしましょう。
寒冷地など常に交換が必要な地域の人なら、より簡単に交換できるように専用工具を購入しておくのもおすすめです。
車載工具はどうしても精度が落ちますし、ジャッキの位置合わせは間違うと危険を伴います。
より力をかけずに安全にジャッキ上げをするなら、スタンド式のジャッキがおすすめです。
またレンチも車載品よりも十字型レンチを使用することでナットのなめを少なくして、少ない力で簡単に開閉が可能となります。
タイヤを交換するときには同時に溝をチェックし、新品を購入するようにもしましょう。