渋滞は様々な要因で発生する
どんな状況下であれ、渋滞に捕まるのはイヤなものです。
とくに予定があって急いでいる時などは心底困ってしまいます。何しろ渋滞は突発的に発生することもしばしばなので、尚のこと困るのです。今回はそのような様々な要因で発生する渋滞の際の注意点をまとめてみましたので、参考になさってください。
ハザードランプの点滅が大事
もしも、渋滞の最後尾になったら早めにハザードランプを点滅させて後ろの相手に知らせた方が良いです。
それと同時に徐々に減速して、前に走る車との車間距離はたっぷりとるようにしましょう。このような形で車を停止させた方が万が一の衝突も避けられ、安全です。
高速道路での注意ですが、このような片道2車線以上の道を走行する際は左寄り車線に停止することをおすすめします。この停め方も万が一を考えてのやり方です。このように自分の車の周囲に余地があれば、後ろから来る車が渋滞を知らずに走行してきた場合、少し前にでることもできますし、路肩に寄る事も可能でしょう。そうすることで事故を避けられますし、万が一ぶつけられてしまっても衝撃を軽減できます。
とはいいましても事故にはならない方が良いですから、ミラーで常に後続車を見るようにしてください。避けられる事故は避けたいものです。
スマホの使用は要注意
もちろん、走行中のスマホ使用は禁じられていますが、停車中は特に禁じられていません。
だからといって、スマホを使用しても大丈夫かというとそれは危険です。なぜならば、スマホに気を取られてしまい、状況判断ができなくなります。
もしも、渋滞が少し解除して前方の車が動き出したとしてもスマホをいじっていたために気づかないということもあるでしょう。そうなると後方の車にぶつけられてしまいます。また、隣の車が動いたのをちらっと確認して走らせてしまい、動き出していない前の車に追突してしまうということもあるかもしれません。そのような思いがけない事故を避けるために停止中でもスマホを使用しない方が賢明です。
⇒停車中のスマホ操作はアウト?知っておきたい車の中での携帯電話の使用ルール
車線変更も注意が必要
渋滞が起こると早くこの場から逃れたいという気持ちになるのは仕方のないことです。
そのような場合、少しでも早くこの場から出るために車線変更を繰り返してしまう人がいますが、それは危険なので気を付けましょう。実は車線変更をしたからといって早く進めることはないのです。それよりもそのようなことを繰り返して、後続の車に接触する方が危険ということになります。
注意するのは前方、後方、側方
注意する方向に気を付けましょう。前方注意はあたりまえですが、後方や側方にも注意を向けましょう。
なぜならば、バイクがふいに後ろから走ってくることもあるでしょうし、停車中に歩行者が車と車の間を通り抜ける事もあるからです。そのような状況に目を向けていないと歩行者や自転車、バイクとの接触事故が避けられないことになってしまいます。
そういったことがないように渋滞の際は前方、後方、側方に目を向けましょう。目が後ろにも横にもあるような気持ちになっていると良いかもしれません。
避けられる渋滞なら避けたほうがよい
渋滞時の注意点をたくさん紹介してきましたが、事前に発生していることが解っているような渋滞であれば、わざわざ捕まることはありません。
昨今は、道路の渋滞情報を細かく表示できるカーナビもありますし、主要な国道の渋滞情報であればカーラジオでも放送しています。たくさんの車で混雑していれば、当然事故の危険性も跳ね上がりますし、渋滞においては「急がば回れ」という諺を優先したほうが賢明と言えます。
ちなみに、タクシードライバーのように車の運転を生業としている人は、渋滞に捕まることが少なくなっています。これは、豊富な経験によるものだけではなく、知識として交通事情を熟知しているためです。実際、都心部でタクシーを運転するには、地理の試験を突破する必要があり、道路に詳しくない人は運転ができない仕組みになっています。
このようなプロには及ばずとも、自身の経験則で「この時間帯は混んでいるだろう」と解っているのであれば、素直に別のルートを使ってしまったほうがいいでしょう。