バイクの夜間走行中の視界の確保のしかた

バイクを運転する時には必ずライトを点灯することとなっています。
これは1998年4月1日より、国内全ての生産車両はライトの常時点灯が義務づけられたからです。

バイクの場合、かなり古いモデルも公道走行に使用をされていることもありますので、中にはエンジンとともに常点されない車種に乗っているという人も多いことと思います。

90年代半ばくらいにはテレビなど広告を使って「バイクは昼間もライトオン」というキャッチフレーズが多く流されていたので、往年のライダーさんはなつかしく感じるかもしれません。

昼間点灯を当たり前にしているバイクでは、夜間完全に暗くなる前からライトを点灯させていることになります。

夜間走行をする時にはライトを必ずつけることになりますので、その点では早めに視界を確保できる安全性があると言えます。

夜間走行をする時に最も大切なのが視界の確保です。
バイクが昼間走行中もライトを付けるのは、自動車など周囲からの視認性を高めるためです。

夜間もその考え方は基本的に同じで、自分の視界を確保するとともに、周囲から自分の存在を見つけてもらえるための工夫が必要になります。

自動車からの視認性を高める工夫

夜間走行を頻繁に行う場合、まずやっておきたいのがライト性能の向上です。
バイクライトはハロゲンランプやLEDランプなどいくつか種類がありますが、古いバイクの純正品は明るさが足りず、周囲からもよく見えません。

バイク用LEDランプに交換することで、バッテリーの負担を減らしつつ、ハロゲンの3倍もの明るさを出すことが可能です。

またLEDランプは対象物をクリアにしてくれるという特長があるので、自分の視界も見えやすく安全性が高まります。

ランプを交換するだけで夜間走行は本当にかなり安全になるので、ぜひ多くのライダーに早めに交換をしておきましょう。

もう一つ、ライダーが夜間走行をするときに気をつけてもらいたいのが、見えやすいウェアの着用です。

夜間のライディングにおすすめされているのが反射生地を用いたウェアです。
夜間にのみ身につける反射材ジャケットもありますが、中には昼間着用しても全く違和感がなく、暗くなると自然に明るく見えるようになるという優れた素材のものがあります。

自分の視界を維持するためにおすすめしたいグッズとしてアイウェアがあります。
バイクヘルメットについているゴーグルは基本的には日光の眩しさを遮るものなので、夜間に使用をすると視界がかなり悪くなってしまうものです。

そこで夜間用のアイウェアを用意しておくことで、目に異物が入るのを防ぐとともに、少ない灯りでも周囲のことを視認しやすくなります。