エンジンブレーキとは?
エンジンブレーキというのは、エンジンの回転数を利用してブレーキをかける、つまりブレーキペダルを踏まなくても減速することができる使い方のことです。
エンジンの回転数はタイヤの回転と関係していて、エンジンが回転するほどタイヤもたくさん回りスピードが出てきます。
逆に、エンジンの回転を少なくしていけばタイヤの回転も収まり速度が下がっていくわけです。
この原理を生かしてエンジンブレーキによって、効果的に減速ができるわけです。
アクセルペダルを踏んでいる状態では、基本的にエンジンは回転数が多くなる、もしくは一定を保ちます。
しかし、その状態からアクセルペダルを離すとエンジン回転数は落ちていきます。
この時に、ブレーキ効果が生じて減速できることになります。
つまり、最も単純にエンジンブレーキをかける方法は、アクセルペダルを離すだけでも良いのです。
エンジンブレーキを効かせるコツ
エンジンブレーキの原理を頭に入れて、より効果的にブレーキを効かせるコツを覚えておきましょう。
というのも、単にアクセルペダルから足を離すだけでは、それほど強いブレーキ効果は得られないからです。
回転数がそれほど高くなっていない状態でエンジンブレーキをかけても、緩やかなにスピードが落ちるだけだからです。
そのため、意識してエンジンの回転数を一度上げて、そこから急激に回転数を下げるという動きを取る必要があるのです。
具体的には、ギアを1つもしくは2つ上げることです。
こうすると一気に回転数が上がり、その後下がるという動きになりますので強いブレーキ効果が出てきます。
MT車の場合は、シンプルに今まで5速に入れていたものを、4速に下げるだけでエンジンブレーキがかかりやすくなります。
しかし、AT車の場合はギアを1段ずつ上げ下げすることはできません。
そこで、「D」のギアになっているものを「2」とか「S」のギアにシフトダウンすることで、ギアを下げて強いエンジンブレーキをかけられます。
エンジンブレーキを活用したいシーン
フットブレーキを強くかけると危険なシーンで、エンジンブレーキを使いましょう。
たとえば、ダラダラと長く続く山の下り坂です。
こうしたところで普通のブレーキばかりを使うと、ブレーキが熱によって効かなくなってしまうことがあります。
そこでエンジンブレーキも一緒に使うことで、フットブレーキの負担を減らせるのです。
また、冬の路面が凍っているところなどでも効果的です。
フットブレーキを強く効かせるとタイヤがロックしてスリップしやすくなります。
そこで、エンジンブレーキを使ってスリップを回避できるのです。
危険を回避するためによく使う技術ですので、日頃から使えるようにしておくと安心です。