考えられる原因は?

自動車のエンジンがかからない場合、原因はいくつかあります。
1つ目は、ガス欠です。
ガソリンがなければ、他の部分に異常がなくても残念ながらエンジンはかかりません。

2つ目の原因は、バッテリー関連のトラブルです。
ライトをつけっぱなしにしていたとか、ステレオをかけっぱなしにしていると、バッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなることがあります。
その他にも、バッテリーターミナルの腐食が原因で接触不良を起こしたり、液漏れでもエンジンはかかりませんし、バッテリーの液量が不足していたり寿命を迎えている場合でもエンジンはかかりません。

3つ目の原因は、気温があります。
気温が低いとバッテリーが放電しづらくなり、エンジンはどうしてもかかりづらくなります。

4つ目の原因は、セルモーターやオルタネーター、エンジンなどバッテリー以外の部品の故障です。
電気系のトラブルが起こってもエンジンはかからなくなってしまいます。

5つ目の原因は、ギアがパーキング以外の部分に入っているケースがあります。
エンジンがかかるためにはギアがパーキングに入っていることが条件となります。

6つ目の原因は、ハンドルロックが起動している場合です。
エンジンがかかっていない状態でハンドルを動かそうとしても、盗難防止用のハンドルロック機能が作用してキーは回りません。

どうやって解決すればよい?

自動車のエンジンがかからない場合には、まず最初に自分自身でミスがないかをチェックしましょう。
例えば、エンジンのかけ方はあっているか、ガソリンは空っぽではないか、またギアがパーキングに入っているかを確認しましょう。

次に、キーを鍵穴に差し込んでバッテリーに原因があるかどうかをチェックします。
エンジンキーを差してONもしくはACCまで回すと、エンジンはかかりませんが、ライトが点灯したりパワーウィンドウを動かすことができます。
もしもライトが点灯するなど電源が使える場合には、バッテリー以外の部分にトラブルがあると考えられます。

次に、エンジンキーを回してみましょう。
モーター音がしない場合にはセルモーターが故障していることが原因なので、交換してください。
バッテリーが上がっている場合にもモーター音はしませんが、この場合にはジャンプスタートをすればエンジンを始動することができます。

自動車のメンテナンスに詳しくない素人がDIYでできる対策方法は、ここまでです。
以上の作業を実行してもエンジンがかからない場合、もしくはエンジンはかかったけれど不安な場合には、速やかに最寄りの自動車整備工場へ足を運びましょう。
もしも外出先などでエンジンがかからない状況が起こり、一人で対処できない場合にはレッカーサービスを依頼するという方法がおすすめです。